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第十四回:スタンド・マイクロスコープ+Autodesk Fusion 360-ピンを作る

株式会社 FRPカジR&Dセンター メールマガジン

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◇◇   技術評価受託の活用法と解説   ◇◇

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2024年11月15日

 

第十四回:スタンド・マイクロスコープ+Autodesk Fusion 360-ピンを作る

 

<目次> ─────────────

 

・R&D所有設備紹介+動画

 

・モデリング技術+動画

 

<R&D所有設備紹介+動画> ─────────────

 

・今回の紹介する設備仕様

スタンド・マイクロスコープ 2008-100 (東海産業PEAK)

 

〈スタンド・マイクロスコープとは何か〉

 

弊社所有のスタンド・マイクロスコープ 2008-100 (東海産業 PEAK)は、

100倍の高い倍率と安定性を兼ね備えた顕微鏡で、主に目視では確認しにくい表面の形状検査に使用されています。

レンズの周りに自立型のカバーが付属しており、何かに固定することなく、

観察したい場所に動かして検査することが可能です。

スケール内蔵タイプで、レンズを覗くと中心位置にスケールが表示されています。

 

主な仕様ついて示すと以下のようになります。

 

レンズ:光学ガラス

倍率(倍):100

測定範囲:0.8mm

最小目盛:0.005mm

有効視野:0.84mm

 

〈実際の使用例・活用法〉

 

当社がマイクロスコープを導入した背景には、

GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)のゲルコート層の厚みや表層の傷が層間剝離か否かを確認する必要があったためです。

GFRPはその性質上、加工面に傷や剥離が起こりやすく、

特に表面の状態や内部の構造を正確に確認することが求められます。

加工時に生じた端部の傷や剥離は、中間層への層間剝離につながり、最終的には破壊の起点となる可能性があります。

そのため、これらの表面異常をマイクロスコープでチェックすることで、早期に対処します。

機械的、物理的、化学的な試験を行うための試験片は、非常に高い加工精度が求められます。

より安定した材料特性をデータとして取得するためには、試験片端部の層間剝離を疑わせる変色や不具合を避けることが重要です。

 

このようにして、当社ではGFRPの加工における品質管理を徹底するため、マイクロスコープを活用しています。

精密な観察と分析を通じて、高品質な試験片の作製と信頼性の高い製品を提供することが可能となっています。

 

 

・ R&D所有設備動画のURL

 

<モデリング技術+動画>  ─────────────

 

〈モデリング作業のコツ〉

Autodesk Fusion 360-ピンを作る

1. スケッチメニューから円を選び、スケッチ面上に円を描画します。

2. 円の中心をクリックして始め、次に円の半径または直径を指定または任意の位置でクリックします。

3. スケッチ寸法ツールを使用して、円の直径やその他の重要な寸法を指定します。

4. 終了スケッチをクリックしてスケッチを終了します。

5. 作成メニューから押し出しを選び、先ほど作成した円を選択します。

6. 押し出しの方向と距離を設定し、ピンの高さを指定します。

7. スケッチメニューから円を選び、押し出しで出来たピン上面をスケッチ面として選択し、円を描画します。

8. 終了スケッチをクリックしてスケッチを終了します。

9. 作成メニューから押し出しを選び、先ほど作成した円を選択します。

10. 押し出しの方向と距離を設定し、ピンの高さを指定します。

 

・本モデリング技術の応用例

円形だけでなく、六角形、楕円形、特殊なプロファイルを持つピンを作成することができます。

スケッチメニューで、ライン、スプライン、円弧、長方形などのツールを使用して、ピンの断面形状を自由に描画します。

例えば、六角形のピン、楕円形のピン、あるいは一部に切り欠きがある非対称なピン断面などを作成できます。

必要に応じて、寸法ツールを使って、形状の各部分のサイズを正確に設定します。

この時、描画した形状が完全に閉じていることを確認します。

形状が閉じていないと、押し出しが正常に機能しません。

終了スケッチをクリックしてスケッチを終了します。

作成メニューから押し出しを選択し、カスタム形状のスケッチを選びます。

押し出し方向と距離を設定して、ピンの高さを指定します。

 

 

・上記の概要に該当する動画のURL