株式会社 FRPカジR&Dセンター メールマガジン
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◇◇ 技術評価受託の活用法と解説 ◇◇
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2025年2月16日
第十七回:デジタル照度計+Autodesk Fusion 360-中心合わせスロット
<目次> ─────────────
・R&D所有設備紹介+動画
・モデリング技術+動画
<R&D所有設備紹介+動画> ─────────────
・今回の紹介する設備仕様
デジタル照度計 M2243(モノタロウ)
〈テーパーゲージとは何か〉
当社所有のデジタル照度計 M2243 は、作業現場や室内環境の照度(光の明るさ)を簡易的に測定するための計測器です。
0~200,000ルクス(lux)の広範囲な照度測定が可能であり、
最高値・最低値の記録、データホールド、温度測定機能も備えています。
ルクス(lux, lx)は照度を表す単位で、特定の面に当たる光の明るさを示します。
具体的には、「1ルクス(lx)= 1平方メートルあたり1ルーメン(lm)の光の束(ルーメン)が到達したときの明るさ」を指します。
例えば、一般的なオフィスの照度は約500ルクス、晴れた日の屋外では100,000ルクス以上になることもあります。
主な仕様ついて示すと以下のようになります。
測定範囲:0~200,000ルクス
精度:±4%
温度測定範囲:-9.9~49.9℃
〈実際の使用例・活用法〉
当社では、このデジタル照度計 M2243を活用し、
GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製サッシの光透過性能を調査しました。
これは、某メッキ工場様からの技術相談により実施したものです。
通常のアルミサッシでは、メッキ処理に使用される薬品の影響によって、
窓(ガラスやアルミ部分)が腐食してしまうという問題が発生していました。
この問題を解決するために、FRP製サッシの開発を行いました。
特に、特殊な透明樹脂を採用することで、通常のFRP板と比較して約2~3倍の光透過率を実現しました。
耐薬品性の向上により、腐食のリスクを低減、採光性の確保による作業環境の改善といった効果が得られました。
測定方法は以下のようになります。
照度計の準備:電源が入っていることを確認し、
測定範囲を適切に設定します(自動レンジ機能がある場合は自動で切り替わります)。
測定環境の整備:測定対象物周辺の障害物や不要な光源(反射や影など)を取り除き、
測定環境を整えます。
測定手順:照度計を測定対象に向ける。
照度計のセンサー部分(白いドーム状の部分)を、測定したい光源に正対させます。
センサーが正確に光を受け取るよう、測定対象に垂直に向けることが重要です。
測定値を読み取る:センサーが光を受け取り、表示画面に測定値がルクス(lx)単位で表示されます。測定値が安定するまで、数秒間待ちます。
データを記録:必要に応じて、「HOLD(ホールド)」ボタンを押して表示された値を固定し、記録します。
照度が均一でない場合、複数箇所で測定し、平均値を計算すると良いでしょう。
今後も、FRP技術を応用した製品の開発と評価に積極的に取り組んでいきます。
当社が開発したFRP製サッシに関する記事はこちら。
https://x.gd/PsSwV
・ R&D所有設備動画のURL
<モデリング技術+動画> ─────────────
〈モデリング作業のコツ〉
Autodesk Fusion 360-中心合わせスロット
1. 作業平面(例: XY平面)を選択してスケッチを開始します。
2. スケッチモードで、矩形を作成し、寸法定義します。
3. スケッチツールバーの「スロット」メニューから「中心合わせスロット」を選択します。
4. スロットの中心線を描画します。
始点をクリックして中心線を描き、終点をクリックします。
この中心線はスロットの長さを定義します。
5. 幅を寸法定義します。
6. 対角線上も同じように作業をします。
7. トリムコマンドを選択し、重なった線を削除します。
8. 作成したスロット形状を押し出しで3Dに仕上げます。
・本モデリング技術の応用例
ボルト通しの溝
中心スロットを「カット」モードで押し出し、スライド可能なボルト用の溝を作ります。
スライドさせたい位置にスケッチモードから中心線を作成し、「中心合わせスロット」から簡単に長穴を作成できます。
・上記の概要に該当する動画のURL