※ 技術評価ご依頼のステップについてはこちらをご覧ください。
※技術評価受託チラシはこちらからご覧ください。
接触式に加え、ブルーレーザーによる非接触測定が可能な最新式の三次元測定機で評価します。
精度を求める場合は接触式を、自由曲面形状を評価したい場合は非接触を選択します。
また測定したポリゴンデータを用いて、型と成形物形状の照合計算や3Dデータを構築の上、3Dプリンティングを行う等のリバースエンジニアリングにも対応しています。
高精度のCMMや三次元デジタイザー等の機器をそろえた外部機関とも連携しており、幅広い検査手法に対して対応可能です。
また、一般的な二次元寸法に加え、表面粗さ測定も可能です。
※検査室環境: 22℃/50%RH(PAP10A1-Kにて管理)
計測機器概要
・三次元測定機 FAROBlu HD/ Quantum S 2.5m 7-Axis
計測精度
・接触式: 0.020mm (定点繰り返し精度)
※ISO 10360-12:
Geometrical product specifications (GPS) — Acceptance and reverification tests for coordinate measuring systems (CMS) — Part 12: Articulated arm coordinate measurement machines (CMM)
・非接触式: 0.048mm (球体直径精度 / 複数方向から測定し た球体の中心を含む球体ゾーンの直径)
※ISO 10360-8:
Geometrical product specifications (GPS) — Acceptance and reverification tests for coordinate measuring systems (CMS) — Part 8: CMMs with optical distance sensors
ブルーレーザー仕様概要(抜粋)
繰り返し精度: 0.025mm、2σ
スキャン幅: 最小80mm 最大150mm
最小点間ピッチ: 0.040mm
フレームレート: 300fps (frame per second)
レーザー: クラス2M
寸法検査手順概要
測定対象となる製品の寸法検査はもちろん、FRP成形物と木型や、アルミダイカスト製品と鋳型といった、型と成形物の形状の照合計算にも対応しています(以下では照合計算を含めた手順となります)
また、以下の測定では形状データを取得することが目的となっているため、非接触測定が基本となっています。
1. 三次元寸法測定機を用い、検査対象物(FRP成形物、木型、ダイカスト製品、鋳型等)の非接触法であるブルーレーザーでスキャニングを行い、ポリゴンデータ(stlデータ)を取得。高精度の2D寸法計測が必要な場合は接触式で計測。
※測定はすべて定盤の上で実施
非接触法によりスキャンを行っている様子
2. 検査対象物である成形物と型の寸法や形状測定を、専用の解析ソフトを用いて実施。
3. (型と成形品のポリゴンデータがある場合)型と成形物のモデルについて照合計算を行い、形状差異をコンター図で表示
FRP成形体とFRP生産型の照合結果例
アルミダイカスト品と鋳型形状の照合結果例
測定依頼費用
40,000円~/1試料 (消費税等別)
提出内容: 検査成績報告書、計測結果のstlデータ、照合計算結果等
その他測定機器
ノギスなどの基本的な寸法計測機器に加え、ハイトゲージや表面粗さ計等を用いた計測にも対応しています。詳しくはこちらのページよりお問い合わせください。
・スタンド・マイクロスコープ 2008-100 (東海産業PEAK)