新技術レポートを公開いたしました~技術資料 ENG-REPORT-020
当社R&DセンターHPにて新技術レポート「ビニルエステル/過酸化物によるFRP硬化へのpHの影響」技術資料 ENG-REPORT-020を公開しました。
FRP製造に長年携わっていると成形時に強化材のガラス繊維やマトリックス樹脂に「水」が含浸していたり、浮いていたりすることがあります。そのような場合に硬化不良の要因として考え、白化した箇所や浮いている水を除去して終わらせていました。
さらに、強酸薬品貯蔵のFRPタンク補修の際にせっかくライニングしたものが翌日に剥がれてしまって落胆したことが何度もあります。
そこで、塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を使用してpHによりFRP成形にどのような影響があるのかを試験を行い技術レポートにまとめてみました。
今回の試験結果は強化材メーカーやマトリックス樹脂メーカーは踏み込んでいない、今後のFRP業界にも不可欠な内容となっています。
当社では特に薬品タンク・スクラバーは新規更新せずに、長寿命化に向けた劣化診断や補修/改修により地球環境に特化した方向に向かっています。
20年、30年、40年経過したFRPタンクは長寿命化可能ですので、更新をお考えの方は是非1度ご相談ください。
「ビニルエステル/過酸化物によるFRP硬化へのpHの影響」について詳しくはこちら。
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